どなたでも等しく
歯科医療が受けられるよう、
一人ひとりに適した
サポートを行っています
Support suitable
for each person
障がいのある方や、歯科治療に不安や恐怖心が強い方、持病がある方は、歯科医院での診療が難しいと断られたり、大きな病院へ紹介されたりした経験があるかもしれません。通院先が見つけられず、お困りの方もいらっしゃることでしょう。
当院では、どなたでも等しく歯科医療が受けられる歯科医院を目指して、一般的な歯科医院への通院が難しい方の診療を受け付けています。患者さん一人ひとりにとって、できる限り心身共にご負担の少ない治療ができるように努力致しますので、ぜひ当院へご相談ください。
障がい者治療について
障がい者の歯科治療は、身体機能、知能、精神機能などの障がいが理由となって、歯科治療への適応が難しい方を対象です。
知的障がいや脳性麻痺、ダウン症、自閉症などの障害がある方は、協力的に受診できない傾向があります。治療時にお口を開けていられない、言葉を理解できない、特別のこだわりがあるなど、患者さん一人ひとりが持つ特徴をしっかりと理解して、安心・安全な歯科医療のご提供致します。さらに、診療を通して口腔機能の発達を促し、ご家族の方が患者さんの健康な口腔を維持できるようにするアドバイスも可能です。
また、口内の衛生管理がしっかりとできていないと、何らかの理由で病院へ入院することになった時に、合併症のリスクが高まることをご存じでしょうか。例えば、入院中に十分な口腔ケアが受けられないと、肺炎などの合併症により危険な状態になることが考えられます。
そういったリスクを抑えるためにも、歯科医院で歯のクリーニングを受ける、入院へ備えて長期的に口腔機能の維持する方法を歯科医師と話し合っておく、患者さんに合う歯磨きや口腔ケアの方法を学ぶなど、将来のことを考えた準備をしておきましょう。当院の歯科医師や歯科衛生士が、親身になってサポートさせていただきます。
摂食・嚥下外来について
摂食・嚥下外来は、患者さんの年齢を問わず「食べ物を口に入れる・噛む・飲み込む・食道から胃へ送り込む」という一連の流れができていない「嚥下障害」の可能性がある方のための診療科です。
嚥下障害を生じた場合、毎日の食事やお茶でむせやすくなったり、飲み込むのに時間が掛かったりして、楽しいはずの時間にストレスを感じるようになってしまいます。さらに、障害が悪化するとお口から食事が取れなくなる、誤嚥性肺炎の発症リスクが高まるなど、様々な問題が起こりやすくなるのです。
当院では、患者さんの摂食・嚥下機能を調べるために嚥下内視鏡検査を実施し、一人ひとりに必要な「口から食べる機能を回復する」ため の計画立案とトレーニングを行っています。患者さんがお口からの食事を楽しく取れるようにサポートいたしますので、当院と二人三脚で頑張っていきましょう。
セカンドオピニオンに
対応可能
患者さんが高齢であったり、基礎疾患があったりして歯科治療が難しい、診療へ協力的な態度を取れなくて治療が進められないなど、様々な理由でお悩みの方へ向けてセカンドオピニオンに対応しています。
現在通院中の歯科医院との相性が良いのかどうか悩んでいる、今受けている治療以外の選択肢がないのかを知りたいなど、どんなこともご相談ください。
例えば、当院では重度の障害によって歯科治療が難しい患者さんや、歯科医療への恐怖心が強くて受診が難しい方へ向けて、
静脈内鎮静法をご用意しています。患者さんやご家族の方、その他付き添いの方から丁寧にお話を伺い、できる限りスムーズに診療が進められるように尽力させていただきます。
まずは、どんなことにお悩みなのか、どうして欲しいとお考えなのかを、歯科医師やスタッフへお話ください。
関係医療機関と連携を取って
治療を行います
血圧の高いご高齢の方や、全身疾患のある方は、歯科治療時に体調を崩しやすい傾向があります。そういったリスクに備え、当院では各医療機関と連携を取って、安全性の高い歯科治療の提供を目指しています。
患者さんに持病がある場合、通院中の内科医と連絡を取り合って、「治療中に気を付けた方が良い点」や、「現在服用されているお薬」などを確認し、万が一の医療事故がないように配慮を欠かしておりません。
また、歯周病は糖尿病や誤嚥性肺炎との深い関り合いがあり、治療を行う上でかかりつけ医との連携が必要不可欠です。口内だけに留まらず、命の危険性もある病気だからこそ、医師同士で協力し合って安全な医療提供に努めてまいります。